不動産会社代表を逮捕 架空の外注費計上など約4300万円脱税か

逮捕されたのはマンションの販売仲介や管理などを手がける東京 渋谷区の不動産会社「ベネフィット」の代表取締役、染谷耕平容疑者（52）です。

東京地検特捜部によりますと、おととし4月までの1年間に、売り上げの一部を除外したり架空の外注費を計上したりして、会社の所得1億7000万円余りを隠し、およそ4300万円を脱税したとして、法人税法違反などの疑いが持たれています。

特捜部と東京国税局は29日午前、渋谷区にある本店の捜索に入りました。

特捜部は染谷代表の認否を明らかにしていませんが、関係者によりますと、逮捕前の任意の事情聴取に対し、容疑を否認していたということです。

脱税した資金は事業資金などに充てられていたとみられ、特捜部と東京国税局は押収した資料を分析し、詳しい経緯を調べるものとみられます。