提言をまとめたのは、医師の数が少ない東北や北関東などの12県の知事で作る団体で、会長を務める岩手県の達増知事が厚生労働省と文部科学省に提出しました。
医療現場では、特定の地域や診療科に医師の数が偏り、地方の病院などで医師不足を引き起こす、いわゆる「医師の偏在」が深刻な問題となっています。
これについて今回の提言では、「偏在が極めて顕著になり、地域医療崩壊の危機的な状況にある」と指摘しています。
そのうえで、医師の少ない地域では、医学部の定員の増加や、卒業後、地元での勤務を義務づける「地域枠」の拡大や柔軟な運用を認めるよう求めています。
また、都道府県が医師を確保する対策を強化できるよう、国の財政支援を一層拡充するほか、国が対策を検討する際には医師が少ない県の意見を反映させることなどを求めています。
厚生労働省は今後、医師の偏在を解消するための具体的な対策を議論し、年末までに取りまとめることにしています。
「医師の偏在」解決へ 12県の知事団体が厚労省などに提言提出
時間: 09/08/2024 ソース: 匿名 数字をクリック: 1570
推奨
- 1月の実質賃金 前年同月比で0.6%減少 22か月連続のマイナス
- 愛知 強風の中で火事相次ぎ炎や煙広がる 火の取り扱いに注意を
- 「カード見せて」店から1枚で498万円のトレカ盗まれる 秋葉原
- 松山土砂崩れ 去年10月“一定以上の雨で斜面崩壊リスク”指摘
- 林官房長官 「北朝鮮 発射を強行も黄海上空で消失」
- 陸自 手りゅう弾死亡事故 身を隠す動作適切に行われずか 山梨
- 広島原爆の日を前に「被爆電車」で子どもたちが証言聞く催し
- 障害者雇用 広がる代行事業 やりがいや成長は?報酬は?課題も
- 小学3年生の男の子 ごみ収集車にはねられ重体 岐阜 各務原
- 「支援金制度」年収別試算“制度の趣旨を丁寧に説明”官房長官